2012年02月09日

人と人を繋げていく「エコ」と「愛」

ホームページ「エコレゾ ウェブ」:小林さんとの対談より
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最近、世の中のみんながすごく個人主義になっているように感じるんです。でもそれってものすごく最近の話で、日本も少し前まではもっと「日本という国の国民の一人」というか、共同体という意識があったと思う。それは「共同体でありたい」という本能もどこかにあってのことだと思うんですけど。
日本という国が、共同体としての結束をなくしたあとにも、「家族」という共同体はあった。今はその家族という共同体すらもだんだんあやふやになって個人主義に向かっているんだけれど、共同体の一人でありたいという意識は変わらずあって......。
そこが機能したのが「エコ」なんじゃないかな、と。日常生活の中で少し工夫して「地球のために」と行動したりすることが、「地球」という共同体の一部である、というフワーンとしたイメージを、とても明確なものにしたんじゃないかと思っていて。
「愛」もこれと同じようなものじゃないかと思うんです。「愛ってなんなんだろう」ということを説明するのは難しいけれど、そういうあやふやな何かをまとめている、本当ならば実態がないかもしれないけれど人と人を繋げていくイメージのようなものを「愛」とか言うんじゃないかな、と。

2012年02月08日

その空気を届ける

「ap bank Fund for Japan」公式ホームページ:櫻井和寿からのメッセージ
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震災があってすぐ、友人のミュージシャンからメールがあった。
俺達になにかできることはないか?って。
きっとたくさんの人が同じ思いで、今を過ごしているのだと思う。


緑色に広がる芝生の上
熱を追い払うためのうちわが タオルがひらひらと舞うその横に
たくさんの
それはたくさんの笑顔がある
もちろんそこには大好きな音楽と歌声があって
よりよい未来なんかをちょっとだけ想像する

それが僕の思うap bank fesの空気。

長い道のりであろうことは容易に想像できるけれど
それでもその空気を慌てずに、でも確実に、
災害の起こった場所、苦しんでいる人達に届けることができたらと強く願っている。

2011年11月10日

震災後のフェスに対して

「ap bank fes '11」公式ホームページ:櫻井和寿からのメッセージ
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ap bankに携わることを決めるとき、ぼくの中で柱になっていたのは
「自分が日ごろ受けている恩恵に感謝をし自分以外の誰かの為に、存在したい」という強い想いだった。

この震災に直面し
今一度、
でもあのときよりも、もっともっと強い想いで
初心の志を胸に刻みたい。
苦しんでいる人たちの為に何が出来るのかを考えたい。

志に沿って出逢い奏でるという意味の
「沿志奏逢」
心の中にその言葉を書いた旗を掲げて、つま恋に向かいたいと思います。

想いはひとつ
いまこそ、ひとつになろう。

2011年06月18日

幸福感について

[ap bank fes'11開催決定後のHPでの小林さんとの対談より]
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経済的な成長とか、効率の良さということが即ち幸福感ではないと思っていて。例えば、誕生日に8等分したケーキをみんなで食べたとするじゃない。「こんなに美味しいなら、ケーキを丸々1個食べたらもっと美味しいんだろうな」と思うけれど、実は1人で1個なんて食べられるわけがないし、みんなで分け合った楽しい雰囲気も含めて、8等分したケーキは美味しいんだと思う。
だから、そういう幸福感にきちんと気が付いて、着目するような心を常に持っていたいと思うし。

2011年03月14日

雪に覆われた春を待つ息吹のように

[Bank Band「はるまついぶき」特設HPより]
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ap bankに携わることが決まったとき、
「自分の仕事が自分以外の誰かの役にたっている」
そう思えることがとても嬉しかった。

今回もそれは同じ。
いろんな人、いろんなことに出会い、見て、感じ、
与えられるさまざまな感情。
そこから音楽は生まれ、誰かの気持ちを癒したり、温かくしたり、
ap bankとして環境を守る手助けをしたり、
今回のように、被災地を再生するための現実的な力に変わってゆく。
そんな理想的な循環が音楽の周りで起きていることを、
凄く嬉しく思う。

雪に覆われた春を待つ息吹のように、再生を待っている人たち、
また、その人たちを遠くから想っている人たちに、
この歌が届いていくことを願ってます。

2010年12月07日

自分自身の背中を押す

ap bank fes'09 開催に寄せてのメッセージ
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少しイメージしてみて下さい。
たとえ話でなく、実際に誰かの背中を押そうとするとき
押された方は、もちろん前へ動き出すけれど、
押している方だって、そのぶん力を込めて前へと踏み出しているんだよね。
ということは、
誰かの背中を押すということは、同時に自分自身の背中を押すことでもあるような気がするのです。

fes当日、歌いながら、遊びながら、おいしいものを食べながら、
おもいきり誰かの背中を、
自分の背中を(環境問題に関係なくても、どんなことだっていいから)押してあげて欲しいと思います。

僕もそうするつもりです。

2010年10月15日

「ap bank 08'」開催決定後のメッセージ

「ap bank 08'」公式ホームページ:櫻井和寿からのメッセージ
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毎日朝昼晩3食、一杯の白米と目玉焼きにおしんこ

この食事を幸せに感じるかどうか?
それは、きっとそれぞれの生活レベルやコンディションによって違ってくると思う。
「幸せ」は、絶対的なものではなくて、感じるものだから
鈍感な人もいるだろうし、どんなささいなことでも敏感に感じ取れる人もいる。

ブッダは、苦しみから逃れるために欲望を捨てて、悟ったんだよねぇ、確か。
欲望の胃袋を小さくすれば、少ない食事で満たされるもんね。
逆に求め過ぎていると、いつまでも満たされていないと感じ、不満や苦しみが生まれる。

何が言いたいのかというと
ap bank fes'08はね
天気が良くて(晴天でなくても台風でさえなければ・・・)
音楽があって
みんなの笑顔がある

それ以上のことを僕は求めてないのです。
というより
それこそが、何よりの贅沢で最高の幸せだってことを
去年の台風が教えてくれた。

ではその日まで
てるてる坊主を作って楽しみにしています。
よかったら一緒にどうでしょう? てるてる坊主・・・

2010年10月14日

台風のアクシデント

[「ap bank 07'」公式ホームページ:終演にあたって]
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中止になったのは凄く残念。でも仕方ないもん。
練習しまくった曲は演奏されず、予想されていた収益もなく、大きな赤字となりそうです。
でも、不謹慎だけど僕はこの台風を楽しんでたの。
楽しみにしていた人、このフェスに携わった人、働きどおしのスタッフがいた事をもちろん知ってる。
でもね、嫌な事が起きた後には必ず良い事があるから、それを思ってワクワクしてた。
物理的にムダになったものや、失ったものはある、
けれど、目に見えないもので、自分が得たもの、大切なものがいっぱいあった。

もしこのイベントに参加できなくて、悔しがってる人がいたら、是非探してみてください。
この台風のアクシデントの中にも、素敵な何か、大切な何かを見付けられるはずです。

最後に
このイベントに携わった全てのひとに 心から 心の底から
ありがとう。

2010年10月13日

エコについて

[「ap bank 07'」公式ホームページ:終演にあたって]
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日々、一体何が正解なのかなぁ?とか考えながら、ひょっとしたら意味のない事してるのかもなぁ?とか思いながら、
間違ってるのかもなぁ?って疑心暗鬼になりながら、それでもペットボトルを含め一生懸命ゴミを分別してたりします。
でもね。
僕はこれで良いのだと思うのです。この正解のない感じが。
社会は不規則な事が起きたり秩序が乱れる事を鬱陶しがって、なんでも人間の都合のいいように手を加えるでしょ。キュウリをカーブのない真っ直ぐなものに改良するように、本来あるべき姿を封じ込めて、自分たちがコントロールしやすいものにしようとする。予測不能な事態、危険や不安、それが付きまとっているのが本来の姿なのに、無理矢理安心を得る為の価値やルールをつくる。その為にねじ曲がっちゃう事とか鈍っていくものもいっぱいあるのに。
だから僕はいつまでもスッキリしないこの不安定な気持ちと上手に付き合っていたいと思う。
 

2010年10月12日

「ap bank 06'」公式ホームページ:終焉に寄せて

[「ap bank 06'」公式ホームページ:終焉に寄せて]
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「大変だったでしょー?」
いろんな人がそう声をかけてくれる。
うん!大変だったよー 凄く大変だった。
大変だったけど、このイベントを一番楽しんだのは僕だと思う。
間違いない。
このイベントに参加して下さったアーティストの方々の音楽の「一部」になって、ギターを弾いたり、ハモったり。ミスチルでは4人でしか奏でられない「僕ら」の歌を奏でたり。
分かるかなぁ?
「一部」になったり、「僕ら」になったりしたんだよ。
最高にAP 的でしょー。心から今幸せを噛みしめてます。
参加してくれた沢山の方々、ありがとうね。
それから残念ながら会場に来れなかった方、また今度逢おうね。思いはつながってるからさぁー。
 
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